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ツール概要
ツール概要
Apifyとは?
Apifyは、Webスクレイピング、ブラウザ操作、データ処理、AIエージェント向けツールをクラウド上で実行できるプラットフォームです。処理は「Actor」と呼ばれる再利用可能なプログラムとして提供され、Apify Storeから目的に合うActorを選択できます。
実行結果はデータセットとして保存でき、API、スケジュール、Webhook、MCP、外部アプリ連携を通じて、データ収集後の分析や登録処理まで自動化できます。
主な特徴とベネフィット
主要機能一覧
| 機能名 | できること |
|---|---|
| Apify Store(Actorマーケットプレイス) | 用途別のWebデータ収集・自動化ツールを選んで実行 |
| Actors(クラウド自動化プログラム) | スクレイピング、ブラウザ操作、データ処理をクラウドで実行 |
| Apify AI(自然言語によるActor実行)☆ | 目的を文章で伝え、Actorの選定からデータ取得まで進める |
| Custom Actor Development(独自Actor開発) | JavaScript、TypeScript、Pythonなどで独自処理を構築 |
| Apify Proxy & Unblocker(アクセス安定化) | IPローテーションやWebサイトのブロック対策を自動化 |
| Storage & Data Export(保存・出力) | 取得結果を保存し、JSON、CSV、Excelなどで出力 |
| Tasks & Schedules(設定保存・定期実行) | 入力条件を再利用し、指定した日時にActorを自動実行 |
| Monitoring(実行監視) | 実行状態、取得件数、処理時間、コストを継続的に監視 |
| API & MCP Server(システム・AI連携) | Actorを業務システムやAIエージェントから呼び出す |
| MCP Connectors(外部アプリ接続)☆ | Actorから認証済みの外部アプリを安全に操作 |
| Collaboration & Security(共同管理・安全性) | Actorやデータへのアクセス権限を組織内で管理 |
| Integration(外部連携) | n8n、Make、Zapier、Google Driveなどへデータを送信 |
☆は、直近の主要アップデートで追加・強化された機能を示します。
1. Apify Store(Actorマーケットプレイス)
- 68,000を超えるActorから目的に合うツールを検索
- Google Maps、Instagram、TikTok、Amazonなどに対応するActorを提供
- 価格監視、リード獲得、市場調査、SNS分析などの用途から選択
- Actorごとに説明、入力項目、料金、評価、利用実績を確認
- Apify公式とコミュニティ開発者のActorを掲載
自社でスクレイパーを一から開発しなくても、対象サイトや業務に近いActorを選ぶことで、Webデータ収集を短期間で始められます。
2. Actors(クラウド自動化プログラム)
- JSON形式の入力を受け取り、処理結果を構造化データとして返却
- Webスクレイピング、ブラウザ操作、データ処理、API接続に対応
- Apify Console、API、CLI、スケジュールから実行
- 長時間処理や複数Actorを組み合わせたワークフローを構築
- Actor Standbyにより、ActorをリアルタイムAPIとして待機可能
データ収集や自動処理に必要な実行環境を個別に準備せず、クラウド上で運用できます。対象件数や実行頻度が増えた場合も、同じ基盤のまま拡張できます。
3. Apify AI(自然言語によるActor実行)☆
- 目的を自然言語で入力
- 条件に合うActorを検索して比較
- 依頼内容に合わせてActorの入力項目を設定
- Actorを実行し、取得したデータセットを返却
- Apify Storeの検索バーとDashboardから利用
- 2026年7月時点ではベータ版
Actor名や複雑な入力項目を理解していなくても、「競合商品の価格を追跡したい」といった目的から操作を始められます。Actorの検索から初回実行までに必要な設定作業を減らせます。
現時点では、アカウント全体への権限を要求するActorとRental ActorはApify AIの対象外です。
4. Custom Actor Development(独自Actor開発)
- JavaScript、TypeScript、Pythonのテンプレートを提供
- Playwright、Puppeteer、Selenium、Scrapy、Crawleeなどを利用可能
- Dockerfileを使った独自実行環境に対応
- Apify Console、ローカル環境、Gitリポジトリからソースを管理
- GitHub、GitLab、Bitbucketのリポジトリ作成とビルド設定を自動化
- 入出力スキーマから操作画面を生成
既成Actorで対応できないWebサイトや社内固有の処理にも、必要なデータ項目と実行手順を組み込めます。Gitを使ったレビュー、変更履歴、継続的なビルドにも対応できます。
5. Apify Proxy & Unblocker(アクセス安定化)
- Datacenter Proxy
- Residential Proxy
- Google SERP Proxy
- IPアドレスの自動ローテーション
- 国やセッションを指定したアクセス
- Unblockerによるアンチボット・CAPTCHA対策
対象サイトや取得規模に応じてプロキシを使い分け、アクセス制限による失敗を減らせます。プロキシサービスを別に選定し、接続設定やIP管理を行う負担も抑えられます。
6. Storage & Data Export(保存・出力)
- Datasetへ構造化データを行単位で保存
- Key-value Storeへファイルや処理状態を保存
- Request Queueで巡回対象URLを管理
- JSON、JSONL、CSV、Excel、XML、RSS、HTML Table形式に対応
- Apify ConsoleまたはAPIからデータを取得
- Dataset Schemaで項目構造や表示順を定義
収集した情報を表形式で確認し、分析ツールや社内システムで利用できる形式へ出力できます。取得結果をコピーして表計算ソフトへ貼り付ける作業や、手動での形式変換を減らせます。
7. Tasks & Schedules(設定保存・定期実行)
- Actorの入力条件をTaskとして保存
- 一つのActorに用途別の設定を複数作成
- Console、API、JavaScript/PythonクライアントからTaskを実行
- Cron形式または画面操作で実行日時を指定
- タイムゾーンと夏時間に対応
- 実行時に一部の入力条件を上書き
価格確認や競合調査などの定型業務を、毎日、毎週、毎月の指定時刻に自動実行できます。担当者がその都度Actorを開き、同じ対象や条件を入力する必要がありません。
8. Monitoring(実行監視)
- 過去30日間の実行ステータスをグラフ表示
- 直近200回の実行指標を確認
- 取得件数、処理時間、利用コストなどを監視
- Dataset内の項目値や欠損状態を確認
- メール、Slack、Apify Consoleでアラート通知
- ActorやTaskごとに監視条件を設定
対象サイトの変更による取得件数の減少や、処理時間・コストの急増を検知できます。異常のあるデータがそのまま分析や営業工程へ渡されるリスクを抑えられます。
9. API & MCP Server(システム・AI連携)
- REST APIからActor、Task、Dataset、Scheduleを操作
- JavaScriptとPythonの公式APIクライアントを提供
- OpenAPI形式のAPI仕様を公開
- MCP対応AIクライアントからActorを検索・実行
- OpenAI Agents SDK、LangChain、Vercel AI SDKなどに対応
- 対応Actorではx402によるエージェント決済を利用可能
Webデータの取得処理を自社アプリ、分析基盤、AIエージェントへ直接組み込めます。担当者がActorを実行し、結果ファイルを別のシステムへアップロードする工程を省けます。
10. MCP Connectors(外部アプリ接続)☆
- Actorに外部MCPサーバーへの接続権限を設定
- Notion、GitHub、Slackなどの外部アプリと接続
- Actorごとに利用できるMCPツールを制限
- 認証情報をApify側で暗号化して保存
- Actorへ認証トークンを直接渡さず、プロキシ経由で処理
- 外部アプリの読み取りと書き込みに対応
Webから情報を取得するだけでなく、要約した結果をNotionへ登録したり、Slackへ通知したりするところまで処理できます。収集結果を別のツールへ手作業で移す工程を減らせます。
11. Collaboration & Security(共同管理・安全性)
- Actor、Task、Datasetなどのアクセス権限を管理
- 組織内でActorや保存済み設定を共有
- 公開Actorと非公開Actorを分けて運用
- APIトークンやリソース単位の権限でアクセスを制御
- SOC 2、GDPR、CCPAへの対応を公式に案内
- Enterprise向けの個別要件、支援、SLAを提供
個人のアカウントやローカルスクリプトに業務を依存させず、チームで設定と結果を管理できます。機密情報を扱う場合は、Actorに与える権限と保存データの範囲を明確にできます。
12. Integration(外部連携)
- n8n、Make、ZapierからActorを実行
- Google DriveへDatasetや出力ファイルを保存
- Airtableへ取得結果を行データとして登録
- HubSpotへ企業・連絡先情報を追加
- SnowflakeへDatasetを送信
- Webhookで成功・失敗後の外部処理を開始
データ収集後の保存、通知、CRM登録、AI処理までを既存のワークフローにつなげられます。取得結果を確認して別の業務システムへ転記する作業を減らせます。
活用例|業種・ユースケース
Apifyは、公開Webデータを継続的に収集する業務や、取得結果をAI・分析ツールへ渡す処理に活用できます。
| 利用シーン | 活用内容 | 導入効果 |
|---|---|---|
| 小売・ECの価格監視 | 競合サイトの商品価格、在庫、レビューを定期取得 | 手作業による巡回を減らし、価格や在庫の変化を把握しやすくする |
| 営業・マーケティング | Google Mapsや企業サイトから候補企業の公開情報を収集 | 営業リストの作成と事前調査にかかる時間を短縮する |
| 市場・競合調査 | 求人、広告、商品、店舗、口コミを複数サイトから集約 | 個別サイトの確認を減らし、比較可能な調査データを整える |
| AI・RAG開発 | Webサイトを巡回し、本文をMarkdownやJSONとして取得 | AI検索や社内チャットボットへ新しいWeb情報を供給する |
| SNS・口コミ分析 | SNS投稿、コメント、評価、レビューを定期収集 | ブランドへの反応や話題の変化を継続的に確認する |
あなたの業務でもこのツールを活用することで、効率化と成果向上を同時に実現できます。
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